キッチンレイアウトのメリット・デメリット(後編)|大阪府堺市・兵庫・京都・奈良の注文住宅、リフォーム 吉村一建設
2023年11月23日
BLOG > 住まいのノウハウ
こんにちは、吉村一建設です。
前回投稿(https://www.yoshimuraichi.com/wp/?p=1514)から前後編でキッチンレイアウトのメリット・デメリットをお届け!
当社のキッチン施工事例をご覧いただきながら、説明していきます♪
前編でアイランドキッチン、ペニンシュラキッチン、Ⅰ型キッチンを紹介したのに続き、後編ではⅡ型キッチン、L型キッチン、U型キッチンを取り上げます。
【Ⅱ型キッチン】(並列キッチン)
シンクとコンロを別々のキッチンカウンターに分け、並列に配置したキッチンです。
壁付けと対面式を1列ずつ組み合わせることも、両方壁付けにして独立型のキッチンにすることも可能です。
メリット:
●シンクとコンロを別々に分けることで、キッチンカウンターの横幅を短くできる。
間口の狭い間取りでも、広いワークスペースを取りやすい。
●振り向くだけで調理や洗い物の作業を切り替えられ、家事動線が短い。
●片面を壁付けにした場合、壁付け・対面、両方のキッチンの利点を取り入れられる。
●オープンキッチンと独立型キッチンの両方に対応できる。
デメリット:
●2つのキッチンカウンターを移動する際、手や食器の水が床にたれやすい。
●キッチンカウンターを並列に並べるための奥行きが必要。
●作業中に振り向く動作が多くなる。
●カウンターが2列になるため、キッチンの価格が高め。
またⅠ型やペニンシュラなど採用数の多いキッチンに比べると選べる商品が少ない。
【L型キッチン】
L字型に配置されたキッチンで、多くの場合はコンロとシンクが90度に向かい合う形状で配置されています。壁に接していないオープンキッチンタイプと、シンク側またはコンロ側の片方が壁付けのタイプ、壁のコーナーを利用して前面を壁付けにしたタイプがあります。
メリット:
●コンロとキッチンが近く、作業動線が短い。
●オープンキッチン、壁付けキッチンなど様々なレイアウトに対応する。
●L型なので、コンパクトなスペースでも広いワークトップを取りやすい。
●片面を壁付けにした場合、壁付け・対面、両方のキッチンの利点を取り入れられる。
●作業スペースを広く取れ、複数人で一緒に作業しやすい。
デメリット:
●コーナー部分のレイアウトに配慮が必要。
向かい合う扉が干渉しあったり、デッドスペースができたりする可能性がある。
●L字に配置するための奥行きが必要になる。
【U型キッチン】
キッチンカウンターがコの字型に配置されているレイアウトです。ある程度のスペースが必要で敷地や間取りへの対応力が低いことから、国内での普及率はそれほど高くありません。キッチンを独立してクローズドキッチンにしたい場合や、本格的なキッチン設備を取り入れたい場合に向いています。
※こちらのみ施工事例ではなくイメージ画像です
メリット:
●体の向きを変えるだけで作業をスイッチでき、家事動線が短い。
●独立型キッチンに対応しやすい。
●収納や設備を充実させやすい。
●広いワークトップを確保できる。
デメリット:
●設置するには、それなりの広さが必要。
●向かい合う扉が干渉しあったり、デッドスペースができたりする可能性がある。
●キッチンの価格が高め。
また他のレイアウトに比べると商品ラインナップが少ない。
モデルハウスやメーカーのショールームなどを訪れて、実際の使い勝手を体感してみるのも大切です。理想のキッチンになるように、レイアウトからじっくり検討していきましょう。