住まいのメンテナンス:冬場のトラッキング火災に注意!
2022年11月10日
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早いもので、あと半月もすれば12月。ある家事代行業者の調査によると、近頃では年末に慌てないため、11月から大掃除を始めるというご家庭が増えているそうですよ。
細かい部分まで掃除をするついでに、ぜひチェックしていただきたいのがコンセントまわりのホコリ!長い間コンセントプラグをさしたままにしたり、プラグのネジがゆるんでいたりすると“トラッキング現象”を起こし、火災の原因になります。
【トラッキング火災とは?】
コンセントプラグに溜まったホコリに 湿気が加わると、プラグの両極間で放電が繰り返し発生します。 これによってプラグの絶縁用プラスチックが 徐々に劣化して熱が発生。発火の原因になります。冬は室内外の温度差が大きく、結露が発生しやすい時期。トラッキング火災に十分ご注意ください。
【トラッキング火災を防ぐには?】
安全対策としては、下記のようなものが挙げられます。
●掃除の機会にコンセントまわりをチェックする
●機器の使用後はスイッチを切ってコンセントからプラグを抜く
●冷蔵庫など常時通電している機器は、時々プラグを抜いて乾いた布でふき取る
●普段はプラグをさしたままの家電も、長時間外出するときは可能な限り抜く
●トラッキング防止カバー(プラグカバー)、コンセントカバー、コンセントキャップ、タイトラキャップなどを活用する
カバーやキャップ類は、ホームセンターなどで手軽に購入できます。
また注文住宅を建築する際、あらかじめ冷蔵庫・洗濯機・TV・オーディオ機器などのサイズや扉方向などが分かっている場合は、それに合わせてコンセントを設置することが可能です。プラグの抜きさしやメンテナンスがしやすい場所にコンセントがあれば、トラッキング火災を防ぎやすくなりますよ!